編者:佐藤雅彦
出版社:ポプラ社
発行日:2008年4月20日
形態:単行本
「アンソロジー」を知ったのは、大学生のとき。ちょうど池澤夏樹編集の『世界文学全集』の発刊が始まったときで、「名前+編」の意味と影響力を知った。
佐藤雅彦という人には、「あ、それ私もいっしょ!」「あ、そんな経験ある!」を提供してもらうことがよくある。今回も同じ。私も、国語の教科書を読むのが楽しみだった。
とんかつの話と、鯉の話がすき。
そういえば、いつの教科書だっけ、池上嘉彦の文章が載っていた学年は。数年後に専門にして、そのまた数年後に著者に会えた。
教科書って大きな力をもってる。小説も評論も、詩も俳句も文学史も、だいすきだったよ。