黄昏カフェ

誘いを受けて、茶会に行ってきた。主催は、会ったことはないけど名前は知っていた人。やっていることはよくわからないけど、何か実験をしている人。会って話をしたら、互いの印象が似ていて笑った。

街の片隅の純喫茶に集まった、(ダンサー)(ライター)(出版社の人)(ピアニスト)(建築家)(舞台衣装家)(印刷業の人)(建築家)。初対面同士が多い。かっこ書きなのは、そろって自己紹介しにくい人たちだったからだ。便宜上の肩書きはもっているが、一般的なイメージとは使い方が少し違っている。「わかりやすい言葉でお伝え出来ないのはたいへん心苦しく、親切でないこともわかっているが、正対しようとするとどうしても都度、場や人に合わせて言葉を探すところから始めないといけない」感じ。相手に向き合おうとするがゆえに、自問から言葉の生成を始める。

自己紹介しにくい人の自己紹介は、場のスイッチがうまく入ると愉しい。場に合わなければ、最後まで微妙な空気が流れ続けるので怖い。博打みたい。今回は前者で、各々がどこかで「これ、話してもよさそう」と感じている気がする場だった。

具体的な事柄、日々注力している分野は異なっていたが、抽象度を上げれば、クリエイションという点でつながっていた。

私は、抽象的なところと具体的なところを高速で行き来してものを作るのが好きだ。具体的なもののおおもとにある抽象的なもの、表に対する裏や奥のシステムや考えや意図が主な関心。どちらかだけでなく、どちらも。

自己紹介が難しい。抽象的な好みの話をすると、頭でっかちで偉そうに見られることがある(そんな日に限って睡眠不足、アイラインきつめ)。抽象とセットでないと具体に興味を示さないのを、幼いと言われることもある(そんな日に限ってオーバーオール。考えなしに作られたものは本当にどうでもいい)。具体レベルでバラバラのA・B・Cに共通点を見つけて喜ぶのを、具体的なひとつの分野に長けてない、専門性がない、チャラいと言われることもある(初めてこの意味でチャラいと言われた時は新鮮だったけど)。特に今は便宜上の肩書きもない。

完全に初対面なこと、利害関係がないこと、この半年自分のウェブサイトを作ってきて「誤解されないように言葉を尽くそうとしてきたけど、誤解も何も、自分でもよくわからないからどう解釈されてもいい」という気持ちが強くなったことがよかったのか。主催者の手腕か。2時間の歓談の中で、持ち時間3分、年齢が若い順での自己紹介の時間がいちばん記憶に残った。鼻水をすすった(参照:あまちゃん)。

思考深まる秋の始まり。

 

 

利用したウェブサイト

WordArt(ワードクラウドジェネレーター)
https://wordart.com
フリーフォントの樹 刻ゴシックフォント
http://freefonts.jp/font-koku-go.html
Coolors(配色ジェネレーター)
https://coolors.co/