光について

Date
5月, 16, 2022

仕事の一環で、マーケティングの勉強をしている。
今準備しているものは実店舗や販売チャネルを作らない、インターネットで完結するものなので、どうしても「SNSをどう活用するか」に頭が行く。

それでいろいろな記事を読んでいる。
流れが速い分野なので、本だと情報が古い。

心構えやテクニック、うまくいった方法の実例を読む。
すごいなーと思う。
バズやフォロワー数アップのための地道な蓄積を、私は否定しない。

が、そういった情報に触れていると、元気がなくなる。
がんばれば伝わる、伝えようとすると伝わる、という前提が、たぶん私と違う。
基本は伝わらない、伝わったらラッキー、と思っているから。
伝えようとしていないというわけじゃなくて、構造的に、言葉の意味は人によって変わるので、メッセージはズレる。
伝えようと思うことは、伝わったとしても、ズレる。

そこに対して、これまでは悲観というか虚無感が強かった。
それが、この数か月、身近な人とコミュニケーションを重ねていくにつれ、「1回で伝えようとするのではなく、何度も、多面的に伝えようとすること」や、「相手の言葉の定義を確認して、すりあわせていくこと」を学んだ。
見える範囲の、近しい人との、時間をかけた関係作りには、希望を感じている。
マスに対して話せなくても、身近な人になら話せる。

考えていて元気が湧くような、手作りの方法を見出せたらいいな。

 

何もかも全て受け止められるなら 何を見ていられた?
誰もがうかれて理解りあったつもりなら それだけでいられた
いつもいつも

光にさらされてゆくこの世界の中 君を見ていられた
涙が流れて聞こえなかったとしても 空に浮かべていこう
いつもいつも
僕らはまだここにあるさ

 

 

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