習慣おためしキャンペーン

おためしが本番になった頃には楽しく続いてる、もし途中離脱したとしても傷つかないお得なキャンペーン。

 

6月に、ジムで筋トレ+有酸素のトレーニングを始めた。「1か月も続くかな」から、ジムのインストラクターが「最大の離脱地点」と話す3か月を超え、半年が経ち、筋肉がついて減量モードに入った。

何か新しいことを始めて、かつ続けることは、1年前の私にはエネルギーが要った。体力をつかう運動なんてなおさらだ。うまく続けられなかった時の「ああ、まただめだ」も怖いし、反動で疲れがちだった。

そこでやってみたのが「おためしキャンペーン」(という名の、習慣化支援運動)だ。おためしが本番になった頃には楽しく続いてる、自信がついてる、もし途中離脱したとしても傷つかないお得なキャンペーン。

 

1 「やってみたい」を検知する

2 「やってみたい」を常温にする
「とてもやってみたい!!!」も、「あ、ちょっとやってみたいかも」も、手にしたまま数日待つ。熱いまま始めるのは、始めやすい半面、冷めやすい。低温のものは、徐々に熱を帯びるものもあれば、冷めたままのものもある。見たり聞いたりして入ってくる多くの情報は私を刺激して、瞬時にいろいろな感情をもたせるけど、それが本当に今やってみたいことなのか、あとでいいのか、実は必要ないのかはその時には判断できない。なりふり構わず始めて失敗して、を高速に繰り返すよりも、何が本当の「やってみたい」なのか、「時間のふるい」にかけて始めるほうが私には合っているみたいだ。時間は有限だし、体力もないし。

3 やってみる(「やってみたい」選抜用)

4 1次テスト
軽くやってみたあとに、もう一度ふるいにかける。好きか嫌いか。好きなところも嫌いなところもあるなら、もっと検査時間が必要なので前に進む。嫌いなら止める。嫌いなものを無理してやらない。「嫌いって思う自分がだめ」って思わない(とあえて言うということは、昔はそう思ってたってことだ)。

5 超短期目標を決める
わかりやすい、覚えやすい、ちょっとがんばったら届くような目標を決める。「やってみたい」を選抜試験してから目標を立てるのがキモ。現実的な目標が立てられる。一度やってみているので、頭でっかちで崇高なだけの目標にはなりにくい。

6 やってみる(目標と手段の精査用)
決めた目標に向かう。やっぱり嫌いなら、ここで止める。

7 2次テスト
目標と手段が妥当か、このタイミングで一旦考えきっておく。どちらも覚えやすく、シンプルなのが好き。必要に応じて修正をかけておく。

8 自動運転期間
1~7を短期で終えたら、2週間~1か月単位で「続けてみる」段階に入る。まだ本番じゃない。選抜試験を通過した「やってみたい」をもとに、自分に合う目標と方法を考えているので、あとは自動的に生きるだけだ。動きながら手段に工夫を凝らすような「考える」はいいが、「これって合ってるのかな……」といった根本的なところには思いを馳せないようにする(そのための前段階)。

とはいえ、機械じゃないので思いはよぎる。そんなときは「おためしおためし」と唱える。

「めんどうだな」 
「おためしおためし」

「今日1日くらい休んでも」
「おためしおためし」

「雨だし、外出したくない」 
「おためしおためし」

この期間は、不完全ながら、リニューアル中の機械になる。プログラムに沿って一心不乱に動き続ける機械を目指す。バグはデリートコードでさっさと退治すること。身体的な疲れは日々メンテナンスを行うこと。

9 定期検査
2週間~1か月後、「何が効果的『かつ』好きか」を確認。改善して、また8へ。

よさそうだったら、新しい目標を決めて続ける。楽しくって、あら、いつのまにか続けちゃってる、という状態になったら、本番の始まり。それまでは本契約じゃないので、合わなくて途中で離れても挫折歴にはカウントしない。「またできなかった」「続けられなかった」は、汚点と思うから、あとあとしつこくこびりつく。そもそも汚れとみなさなきゃいいのだ。

 

なお、「おためしおためし」と唱え続けるおためしキャンペーン、基本的にリスクはないのだが、契約書の隅に小さく記されているような注意事項はある。「めし」を連呼することで、サブリミナル効果よろしく、ごはんを食べたくなりがちなのだ。イタめし、鶏めし、いくらめし。鯛めし、焼きめし、名古屋めし。あさひるゆうめし、深夜めし。食いしん坊は気をつけなければならない。キャンペーン利用における過食には一切責任を負いません。