著者:エリザベス・ストラウト
訳者:小川高義
出版社:早川書房
発行日:2017年5月15日
形態:単行本
My Name is Lucy Barton
by Elizabeth Strout
2016
ジェレミーはルーシーをルーシーと呼んだ。
母親は人のことや噂なら話せるが、自分のことは話せないし、子どもへの話はできない。ルーシーをルーシーとは呼ばない。
父親は母よりも話すシーンが出てこない。
ウィリアムはバトンと呼ぶ。
ジェレミーに言われたように情を捨て、セアラ・ペインのように戸惑うこともなく自分の名前を言えたルーシー・バートン。
表紙を気に入って買った。
1章ごとが短めで、静かで、シーンがぱたぱた移っていくのがよい。
数年後に読み返したら、読みが変化していそう。