著者:サン=テグジュペリ
訳者:池澤夏樹
出版社:集英社
発行日:2005年8月31日
形態:文庫
“apprivoiser”
「でもきみは金の色の髪をしている。きみがおれを飼い慣らしたらどんなに素晴らしいだろう! 小麦は金色だから、おれは小麦を見るときみを思い出すようになる。小麦畑を渡る風を聞くのが好きになる……」
「家でも、星でも、沙漠でも、きれいに見えるのは何かを隠してるからなんだ!」
ラピュタ。そういうことか。
building my castle in the air
最後の挿絵。
「これはぼくにとって世界でいちばん美しくて、いちばん悲しい風景だ」
ああー。
あーあーあー。
わかったつもりで説明するくらいなら、わめいて「狂ってる」って言われたほうがましだ。
それじゃさみしいけど。