6/7-13 振り返りとお気に入り

Date
6月, 14, 2021

■今週の振り返り

読んだもの:
David Bayles, Art & Fear: Observations On the Perils (and Rewards) of Artmaking
佐々木康裕『D2C』
牧野圭太『広告がなくなる日』
エーリッヒ・ケストナー『点子ちゃんとアントン』
池澤夏樹『スティル・ライフ』
ジョージ・オーウェル『一九八四年』

ケストナーはいつ読んでも染みる。

生活:
外に出た週。病院で定期健診。先生はもうワクチンを打ったそう。帰りに小さな本屋に寄ったものの、ラインナップが物足りず、翌日に丸善へ。あれこれ比べ読みして、選りすぐりのブックリストで購入した。新緑の色、風の匂い、鳥の鳴き声を懐かしく楽しんだ。もう6月だ。梅雨、どこいった。

 

■今週のお気に入り

風景: 研修
丸善に行った帰りのバス停。「研修車」と表示のあるバスが通った。目当てのバスが来て、運転手さんの向かい、いちばん前の席に座った。私が乗ったバスと研修車のルートが同じだったので、研修車を擁護するような、追いかけていくような時間を過ごした。
別の日、散歩中。土がいっぱいの更地にショベルカー。若い操縦手。そこから少し離れて見守る人。土をある地点からある地点に動かし、ならす作業を続ける。あるタイミングで、操縦手が腕を上げてガッツポーズ。見守りの人もガッツポーズ。私も心の中でガッツポーズ。

音楽: 米津玄師 Pale Blue
曇り空の夕方、散歩中の土手で初めて聴いた。私は歌詞を聴くのだけど、彼は「色のついた単語」を使うのがすごくうまいと思った。色のない単語が続いているところに、「空」が出てきたときのインパクト。MVを見てしまうと、視覚情報を強制的に規定されちゃうのにも気づいた。

ずっと 恋をしていた

これでさよなら あなたのことが
何よりも大切でした
望み通りの終わりじゃなかった
あなたは どうですか

友達にすら 戻れないから
わたし空を見ていました
最後くらいまた春めくような
綺麗なさよならしましょう

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