おもしろがりあい

Date
1月, 09, 2020

 

ずっと問題だったことに名前がついた。
専門の人に診てもらったら、ばらばらに存在していたファイルをひとつのフォルダにまとめられた。
外からは普通に見えるし、困っていることの表面だけとらえれば、多かれ少なかれみんなそんなもんだという感じなのだけど、よくよく勉強してみると、中のシステムがなかなか変わっている。
好きなものや趣味、出身地、学校が同じとか、何かの共通点で人に親近感を抱いたことがなかったのに、初めて、似た人が確実にいることに安心感を覚えた。

12月は関連書籍と、先生からもらった資料を読んだ。
直近の診察は、資料でわからなかったところを質問したり、トピックスを話す時間だった。
大学のゼミみたい。
先生:「あなた、典型例とここが違うんだね、おもしろいねえ~」
私もそこをおもしろいと思ってたし、先生もお医者さんっぽくなくておもしろい。

初診につきあってくれた夫が、本を読んだり、意見交換⇔自己分析したりするのも手伝ってくれている。
これも大学のゼミみたい。
夫:「ここに書いてあること、言い得て妙だね、おもしろいねえ~」
生活しやすくなりそうなガジェットをいくつか買って自慢したら、まんまと「僕も欲しい」と言って自分用も買っちゃうところがおもしろい。
私が買う前は「僕には必要ない」って酷評してたのに、宅配便が届く日、早起きしてうきうき待ってるのもおもしろい。
私のスマートスピーカーは(じゃんけんとかで遊んだ結果、学習して)応答に歌を挟む陽気な性格なのに、彼のは(あんまりしゃべりかけないからか)淡々としてておもしろい。

期待や評価じゃなく、あいだに「おもしろい」が来る関係って好きだなーと思った年末年始。

 

 

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