「月には住みたくないですね」

I love you、「月がきれいですね」ではなくて。出所が不確かな言葉より、ぐっと確かな言葉。

 

セサミストリートのアーニーが歌う、この曲が好きだ。

 

要約すると、「月には行ってみたいが、地球に大切な人がいるので住みたくはない。行くとしてもある日の午後いっぱいくらい。行っても『帰りたい』と星に願うことになる。海中にも行ってみたいが、友だちが魚じゃやることもないし、牡蠣やアサリは本当の家族じゃないので住みたくはない。ジャングルに行ったり、昔の恐竜に会ったりもしたいが、やっぱりずっと住むのは嫌。大好きな人や場所が恋しくなるから」という歌。

なぜか笑ってしまう。止まらない。何回でも動画を観ていられる。

夫が部屋に大きなディスプレイをもっているので、たまに作業中の膝を占拠して、大画面で繰り返し楽しむ。笑いで震える私を乗せて、彼も笑う。

 

昨日、「なんで笑っちゃうんだろう?」を夕食の話題にした。自分じゃわかんないから、考える視点をちょうだい。

「あのキャラクターがかわいいからじゃない?」
いや、リラックマでもドラえもんでも笑うと思う。アーニーよりエルモのほうが好きだし、「かわいいから」はちょっと違う。

「歌詞かな?」
それはあるね。行きたいって言ったあと、早々に住めない理由を説明してるのがいい。海とジャングルに展開するところも。しっとりとした曲とあの歌詞の組み合わせが好きだな。

「ギャップが好きってこと?」
そうかも! 落ち着いた曲調と、自由に想像をふくらませる歌詞。サビ前までの安定感と、サビのややきつそうな高音。歌手のChris Dupontさんがおしゃれにカバーしてて、好きなんだけど、それを聴いて「笑っちゃう」ことはないんだよね。終始大人だからかな。大人な、リアリストの気持ちを、子どものようなつたなさや目の付け所や見た目(パペット)で表現してるところがいいのかも。年齢不詳のキャラクターの、どっちにも偏らない感じが好きなのかもしれない。

 

(編集すればあっという間だが、実際は脱線しながら延々と話した)

 

てか、ここまで話してて何だけど、そういえばこれラブソングなんだよね。大切な人と一緒にいたいっていうね。私こんなに笑ってるけど。

「月がきれいですね」もいいけどさ、「月には住みたくないですね」って言い合うのもいいよね。

ちょうど明日は満月だから、「せーの」で棒読みして笑って、それから一緒に動画観ようぜ。